郡山市には、何人の外国人が暮らしているのでしょうか。また、どの国籍の人が多く、どのような在留資格で日本に住んでいるのでしょうか。
この記事では、郡山市と福島県の公的な統計をもとに、外国人住民数の推移、国籍別ランキング、在留資格別の状況を紹介します。
郡山市に住んでいる方はもちろん、外国人の雇用を検討している企業や、日本での生活を考えている外国人の方にも参考になる内容です。
※記事内の数値は、それぞれの統計の基準日時点のものです。統計によって集計時点や対象者が異なるため、比較する際はご注意ください。
郡山市に住む外国人は何人?
郡山市が公表している人口統計によると、2026年9月末時点の外国人住民数は4,248人です。
2025年3月末時点の3,688人と比べると、560人増加しています。郡山市では外国人住民数が増加傾向にあることが分かります。
参考:郡山市「郡山市の人口と外国人住民数の推移(月毎)」
郡山市の外国人住民数の推移
郡山市の外国人住民数は、近年増加しています。2025年3月末には3,688人でしたが、2026年3月末には3,941人となり、同年9月末には4,248人となりました。
外国人住民数の増加は、地域で暮らす外国人の存在がこれまで以上に身近になっていることを示しています。
なお、ここで紹介しているのは郡山市の住民基本台帳などに基づく外国人住民数であり、出入国在留管理庁が公表する在留外国人数とは統計の対象や集計方法が異なる場合があります。
郡山市の外国人住民・国籍別ランキング
郡山市が公表した2026年3月末時点の国籍別外国人住民数を紹介します。
| 順位 | 国籍・地域 | 人数 |
|---|---|---|
| 1位 | ベトナム | 821人 |
| 2位 | 中国 | 726人 |
| 3位 | フィリピン | 435人 |
| 4位 | インドネシア | 432人 |
| 5位 | ネパール | 340人 |
| 6位 | 韓国 | 302人 |
| 7位 | ミャンマー | 242人 |
| 8位 | バングラデシュ | 80人 |
| 9位 | 米国 | 74人 |
| 10位 | 朝鮮 | 63人 |
参考:郡山市「国籍別外国人人口・世帯数」(2026年3月末現在)
最も多いのはベトナムで821人、次いで中国726人、フィリピン435人となっています。
また、インドネシア432人、ネパール340人、ミャンマー242人など、アジアのさまざまな国・地域の出身者が暮らしていることも分かります。
このランキングは国籍・地域別の人数を示すものであり、個々の人の在留資格や就労状況を示すものではありません。
郡山市の在留資格別ランキング
郡山市に住む外国人は、どのような在留資格で日本に滞在しているのでしょうか。
出入国在留管理庁が公表する2025年12月末時点の在留外国人統計をもとに、郡山市の在留資格別人数を紹介します。
| 順位 | 在留資格 | 人数 |
|---|---|---|
| 1位 | 永住者 | 845人 |
| 2位 | 留学 | 616人 |
| 3位 | 技能実習2号ロ | 579人 |
| 4位 | 特定技能1号 | 420人 |
| 5位 | 技術・人文知識・国際業務 | 263人 |
参考:出入国在留管理庁「在留外国人統計」(2025年12月末現在)
郡山市では、永住者が最も多く、留学、技能実習2号ロ、特定技能1号、技術・人文知識・国際業務が続いています。
ただし、技能実習や特定技能には複数の在留資格区分があるため、ここでは統計上の区分ごとにランキングを作成しています。習」や「特定技能」など、複数の区分を合算した順位とは異なります。
福島県全体の外国人住民数は?
福島県が公表した「福島県の国際化の現状(令和7年度版)」によると、2025年12月末時点の県内外国人住民数は21,280人で、前年末から1,630人増加しました。
同資料では、県内の外国人住民数は長期的に増加傾向にあり、2025年末には過去最高となったことが紹介されています。
参考:福島県「福島県の国際化の現状(在留外国人数、姉妹友好都市等)」
福島県の外国人住民・国籍別ランキング
同資料による2025年12月末時点の国籍・地域別人数の上位は、次のとおりです。
| 順位 | 国籍・地域 | 人数 |
|---|---|---|
| 1位 | ベトナム | 5,085人 |
| 2位 | フィリピン | 3,278人 |
| 3位 | 中国 | 3,095人 |
| 4位 | インドネシア | 2,228人 |
| 5位 | ネパール | 1,606人 |
| 6位 | ミャンマー | 1,345人 |
| 7位 | 韓国 | 1,218人 |
| 8位 | タイ | 401人 |
| 9位 | 米国 | 292人 |
| 10位 | パキスタン | 290人 |
福島県全体でもベトナムが最も多く、フィリピン、中国、インドネシアなどが続いています。
郡山市のランキングと比べると、上位の国籍・地域には共通点がありますが、順位や人数は異なります。
なお、郡山市のランキングは2026年3月末、福島県のランキングは2025年12月末の数字です。基準日が異なるため、厳密な同時点比較ではありません。
福島県の在留資格別ランキング
福島県に住む外国人は、どのような在留資格で日本に滞在しているのでしょうか。
出入国在留管理庁が公表する2025年6月末時点の在留外国人統計をもとに、福島県の在留資格別人数を紹介します。
| 順位 | 在留資格 | 人数 |
|---|---|---|
| 1位 | 技能実習 | 5,680人 |
| 2位 | 永住者 | 4,580人 |
| 3位 | 特定技能 | 2,680人 |
| 4位 | 技術・人文知識・国際業務 | 1,770人 |
| 5位 | 留学 | 1,530人 |
参考:出入国在留管理庁「在留外国人統計」(2025年6月末現在)
福島県では、技能実習が最も多く、永住者、特定技能、技術・人文知識・国際業務、留学が続いています。
県内には、日本で長く暮らす外国人だけでなく、技能実習や特定技能を通じて働く外国人、専門知識を活用して働く外国人、留学生など、さまざまな在留資格を持つ人が暮らしています。
※技能実習は1号・2号・3号の各区分、特定技能は1号・2号の各区分を合算しています。
ただし、これは福島県全体の統計です。郡山市だけの在留資格別人数を示すランキングではありません。
在留資格にはどのような種類がある?
日本の在留資格には、就労に関係するもの、学業を目的とするもの、家族として日本で暮らすためのもの、身分・地位に基づくものなどがあります。
代表的な在留資格には、次のようなものがあります。
- 技術・人文知識・国際業務:専門知識や語学力などを活用する業務に従事する場合に関係する在留資格
- 特定技能:一定の専門性・技能を必要とする特定の産業分野で働く場合に関係する在留資格
- 技能実習:技能等の修得・習熟・熟達を目的とする制度に関係する在留資格
- 留学:大学や日本語教育機関などで教育を受ける場合に関係する在留資格
- 永住者:法務大臣から永住許可を受けた人に認められる在留資格
- 日本人の配偶者等:日本人の配偶者や一定の身分関係にある人などが対象となる在留資格
必要な手続きや就労できる範囲は在留資格ごとに異なります。外国人を雇用する場合や、日本での生活を続けるために申請を行う場合は、個別の事情に応じて確認することが大切です。
まとめ|郡山市・福島県でも外国人住民は増加傾向
今回紹介した公的統計から、郡山市では2026年9月末時点で4,248人、福島県では2025年12月末時点で21,280人の外国人住民が暮らしていることが分かりました。
国籍別では、郡山市・福島県のどちらもベトナムが上位に入っています。また、福島県全体では技能実習や永住者、特定技能など、さまざまな在留資格の外国人が生活しています。
今後も外国人住民数や在留資格の動向を把握することは、地域の国際化や外国人雇用、在留資格に関する手続きを理解するうえで参考になります。
在留資格の変更・更新、配偶者ビザ、永住許可、帰化申請などについてお困りの方は、制度や必要書類を確認し、ご自身の状況に応じた対応を検討しましょう。
この記事を書いた人 Wrote this article
酒井 翔 申請取次行政書士
酒井翔行政書士事務所 代表。福島県行政書士会所属(行政書士登録番号:第23051767号)。 福島県郡山市を拠点に、外国人の在留資格(ビザ)申請を中心とした入管業務に従事。